「日本のパソコンメーカーといえば」と問うと、富士通やNEC、東芝などが挙がるであろう。
大手松下も昔からノートパソコンを発売している。それが「Let'snote」だ。海外では「TOUGHBOOK」として展開している。
「レッツラー」なる熱狂的信者も存在している本製品、一時期のトラックボール問題は、転換期を迎えている製品に、どこまで既存ユーザの声を重視すればいいかを考え直す問題として、あまりにも有名である。
しかしなにぶん一般ユーザーにはあまり馴染みがない。
それもそうだ。このパソコンはモバイルノートだし、まして一般利用で使用するにはあまりに耐え難いものがある。
「表示できればいい」レベルのディスプレイ、「ビープ音がなればいい」だけのモノラルスピーカー、「打鍵感の足りない」キーボード。
これだけの犠牲があるなか、20万近くするようなパソコンを購入するだろうか?