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2012年3月19日月曜日

2台のスマホとケータイ保障サービス

Two Smart Phones

ここに書くのは、スマートフォンを落としてケータイ保障サービスを利用した時のまとめです。二度と同じことを繰り返さないよう自分への戒めを込めてあえて詳細に記述します。


落としたことに気がつくまで

落としたのは旅行中のことです。2012年1月のはじめ、新潟から鳥取へ日本海側を移動中、途中にある城崎温泉に浸かろうと列車を降りた時でした。ふと時刻を見るためズボンに手を入れたら、あるべきはずのものがありません。あれ、入れる場所違ったかなと考え、アウターのポケットやカバンなど、入れられそうな場所をすべて探しましたが見つかりませんでした。

こうなるとどうにもできません。そこで同行していた友人に電話を掛けてもらいました。常にマナーモードに設定してるので着信音は鳴りませんが、バイブはするので振動元を懸命に探しました。ですが無情にもプルルルルと発信側の端末から音が聞こえるだけで、どこにもそれはありませんでした。

探してる間はどこかこの最悪の現実から目を背けようとしていましたが、ここで初めて「落とした」のだと実感しました。しかし想像以上に冷静な自分が居たのもまた事実です。とりあえずスマホを止めようと努力をすることになります。


ドコモショップはどこだ

最近のガラケーもそうですが、スマートフォンはそれ以上にたくさんのデータが入っています。写真データなどは思い出が減るだけで被害を被るのは私だけで済みます。しかし電話帳が流失すると大変です。私だけの問題では済まなくなってしまいます。一応スクリーンロックは掛けていましたが、詳しい人なら容易く突破できるかもしれません。また拾った端末を使われて不当な請求をされても困ります。そこでまずはドコモショップへ行こうと思いつきました。警察に行くのが先なのかもしれませんが、ショップに駆け込めば電波の発信状況で落とした場所もわかるかもしれません。

今現在いる場所は城崎温泉駅です。どう考えても周囲にドコモショップがありそうな気配はありません。もしかしたら一番近い中心地・豊岡まで行けばあるかもしれないとちょうど止まっていた列車に乗り込んで豊岡に向かうことにしました。山陰本線は列車が少ないのでラッキーです。友人には「温泉にでも浸かって時間をつぶしてくれ、2時間後にまた会おう。」と言って別れました。

時刻は14時45分。行楽客で満員の車内、周りは意気揚々と談笑をしている中、私は一人暗い顔をしながらひたすら落とした場所を考えていました。時間が欲しいときほど無情にも早く過ぎます。列車は豊岡駅に到着しました。とりあえず駅から出て駅前の商業施設に入りました。経験上、ドコモショップは駅前かその周囲の商業施設の中にあります。しかし歩けど歩けど見つかりません。もしかして豊岡にも存在しないのかと不安になりました。困った私は地元の方と思しき二人組の少年に声を掛けました。
「すいません、ちょっとお尋ねしたいのですが、ここいらでドコモショップはどこにありますでしょうか?」
少年らは顔を見合わせ、土地勘のない私に懸命に説明してくれようとしてくれます。
「ドコモショップはここから離れてますね。」
「そこまで歩いて行けますか?」
「難しいです。」
「そうですか。わざわざありがとうございました。」
少年らは詳しい道筋まで教えてくれようとしましたが、歩いていけないとわかった私にはどうでも良いことなので、お礼を述べて別れました。

その直後周りを見渡すとタクシー乗り場があり、ちょうど一台タクシーが止まっていました。絶好のタイミングです。タクシーに乗りこみ、「一番近いドコモショップまでお願いします。」と伝えると運ちゃんは「ここから2kmぐらい離れてるけどいいかい?」と聞かれたので「お願いします。」と言いました。
運ちゃんは、今年はまだ雪が少ないことや、豊岡の中心には廃れた鞄産業しかないなどいろいろと教えてくれました。短い車中でしたが豊岡の勉強ができました。帰りのタクシーを呼ぶため番号が書かれた名刺みたいなのを貰うとタクシーは去っていきました。


ショップでのやり取り

店舗はよくあるガソリンスタンドを改造したような建物でしたが、一面ガラス張りで非常に広大なところです。外からも分かるほど待っている方が居るので列車に間に合うかという一抹の不安を抱えましたがとりあえず入店しました。
すると案内係の方がすかさずやってきて「本日はどのようなご用件で?」と聞いてきました。私はスマホを落としたから見つけて止めてほしいこと、今旅行中でこの近辺の人間ではないこと、そしてこの時間の特急に間に合うかと伝えました。返答は「かしこまりました。お時間も保証します。」とのこと。その後私の気分を知ってか知らずか「どちらからお越しで?」「新潟からです。」など世間話をしました。
しばらく経つと私の下へ担当のお姉さんがやってきて、本人の証明、端末の種類など聞かれました。すべての項目を伝えると「では今からお探しいたしますので少々お待ちください。」と言いカウンターに戻っていきました。しかしこの作業が無駄であることを私は知っていました。

話はこの日の朝、8時40分まで遡ります。本日は2泊3日の旅の最終日。山陰本線の綾部駅で列車待ちをしていると、自宅から電話がかかってきました。内容は至って普通な他愛もない会話でした。しかしこれが最後の通話であり、最後に端末を確認した重要なポイントになろうとはこの時は知る由もありません。この時の電池の残量は「充電してください」の表示で、残り何%とも表示してくれない瀕死状態でした。旅行中一度も充電していないのに、ただでさえ電池を食うスマホがよく持った方だと思います。
さて、このポイントから失くすまでなぜ一度も端末を確認しなかったのかといえば、もう電池もなくなっただろうと思い込みがあったからです。時刻を確認するときも友人の端末で確認してました。では失くしたと気づいたときはなぜ確認したのかと疑問が残りますが、今思い返せばいつもの癖だったと思います。ちなみに電池はいつまで持っていたかといえば、探すために友人に電話を発信してもらうときまでだったと思います。電源が入っていなければ「~電源が入っていないため掛かりません」とのアナウンスがあるはずですがちゃんとプルルルと発信していたことを考えるとこの時まででしょう。

話を戻します。置いてあった新聞を見ながら時間を過ごしていると、お姉さんがまたやってきました。「残念ながら見つけることができませんでした。」と予想に反してほしかったですが、予想通りのことを言われました。「これからのお話をいたしますのでカウンターまでどうぞ。」とのことなのでカウンターに向かいました。「お客様はケータイ補償 お届けサービスに入会されておりますので、5250円で同じ機種をお使いになることができます。」実際にはSIMの再発行もあるので8400円掛かるそうですが、スマホを新たに買い増しするよりは安いのでそうすることに。ただスマホの製品としての完成度に飽き飽きしていたところなので、別のガラケーを買おうかなと思ったのも事実です。
詳しく話を聞くと、今回のような紛失のケースだと、まずは警察の遺失届を出す。次にその受理番号をNTTのケータイ保障サービスに電話で伝える。その後指定の配送先に端末が届くというのが流れだそうだ。端末がもし見つかった場合は、古い端末をドコモに返送する必要があるというが、落とした端末は買って3ヶ月のGalaxy S2なので売れば2万くらいにはなると思うので、見つかることはないなと考えました。お姉さんは「ここからはご自身で行っていただくので、時間がないのであればご自宅で行っていただいても構いません。」と言うが、まだ少々余裕があったので警察に遺失届を出すことにしました。今まで拾ったものを警察に届けたことはありますが、落とした側になるのは初めてです。
その後警察に遺失届を電話で出しました。時間が無くなってきたのでここで一旦終わりにして、先ほどもらったタクシー会社の番号に掛けて配車を頼みました。終始お姉さんは私の時間を気にかけてくれながらの対応には感謝したいと思います。

しばらくするとタクシーがやってきたので豊岡駅まで飛ばしてもらいました。なんとか城崎温泉に向かう列車に間に合ったので、車内で一息ついているとすぐに城崎温泉に着きました。行きしなに感じた時間の短さは、どうも物理的な問題だったようです。

改札では友人が心配そうな表情で待っていました。本当に約束の時間に来るのか心配だったそう。確かに旅先で音信不通で切符は私が所持していますから心配するのは当然のことです。いい友人を持ったものだと感じました。とりあえず友人の為にも旅行は最後までいくことにしました。


「ケータイ補償 お届けサービス」を利用する

帰宅後、スマホ落としたと家族に伝えると呆れられたのはまた別のお話として、時間が時間だったのでその日は寝ることに。
翌日ケータイ補償 お届けサービスセンターへ電話しました。スマホを紛失したので代替品をお願いしたいと伝えると受理番号を聞かれたので昨日控えたのを答えると、すぐに発送すると言われ終了。すると翌日代替品が届きました。保障サービスの案内にはリフレッシュ品を届けると書いてありましたが実際には傷一つなく、製造されたのも2011年12月とどう考えても新品が届きました。今回はSIMも再発行したのでSIMも同梱されていました。今までのは緑色のSIMでしたが、再発行されて届いたのはXi対応の新タイプ。何から何まで新しくなりました。データはもちろん全部飛びましたが、電話帳だけは2011年9月のバックアップCDがあったので、それをドコモショップに持っていきインポートしてもらいました。せめてもの救いですね。これがなければ完全に受信専用に成り代わるところでした。ドコモに返送する旧端末がないのでこれで終わりと言いたいところですが、まだ続きます。


ドコモから電話がかかってくる

端末が届いた3日後、0120-800-000と明らかに一般が取れるような番号ではない番号から着信がありました。これはと思い出てみると、発信はドコモからで端末が見つかった旨の連絡でした。なんとこのご時世に届けてくれる人がいるのかと驚きと同時に8400円が無駄になった瞬間です。詳しく聞くと届け出があったのは京都府の宮津署だそう。自宅から180kmぐらい離れてます。そこまで取りに行く必要があるらしいですが、受付時間も9:00~17:45の平日限定でなかなか行くことができないと判断し、「遠すぎるのと予定が合わない」と伝えると「ドコモに着払いで送ってもらうように伝えてもらうしかない」との返答でした。とりあえずは電話を切り考えました。保管期限は4月の下旬までということでまだ時間はあるので、予定がつかない場合は交渉して配達してもらうことにしました。

スマホを迎えに行く

それから2ヶ月、結局予定がついてしまったので、宮津まで行くことにしました。場所が場所なだけに特急を乗り継ぐ必要があるので交通費が往復で1万ほど掛かりますが仕方ないです。落とした私が悪いのです。
吹雪の中宮津署に着くと、そこには3か月間も使用した愛着のある端末がありました。手続きを済ませ自宅に帰りすべてのデータを現在使用中の端末に移行しました。ただキャリアメールだけは移行してしまうと空白の2か月間のメールが消えてしまうとのことなので、移行はしませんでした。


まとめ

今回の騒動で18000円ほど無駄にしました。これが2年ぐらい使った端末ならキレイになって喜ぶかもしれませんが、買って3か月の代物なのでなんとも言えません。
しかしよかったこともあります。以前の記事でGalaxy S2の発色について文句を綴りましたが、新旧の端末を並べてみると、古い方はどうも大外れの個体だったようです。新の方はそれなりにまともな発色なので、この機種に対する不満は一つ減りました。

ケータイは落とさないことに限ります。時間とお金を無駄にすることになります。持ち回り品の管理はちゃんとしておく必要があると再認識した一件でした。

1 件のコメント:

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