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2011年12月9日金曜日

3万円台でSSD!HP ProBook 5220m 購入


12.1インチでモバイルノートとして利用可能。SSD搭載で起動・終了が俊敏。ただバッテリーの持ちが悪い。そんなノートパソコンを購入しました。価格は38000円です。

購入経緯

もともとThinkPad X60を使用していました。しかし無線LANの発熱が我慢できる範疇を超えていたので、ずっとこれの代わりになるノートパソコンを探しあるいてました。ただ、ThinkPadのクウォリティを求めると、選択肢は無くなるし、価格は高くなるわで、正直なところ無いわけです。ですから、いっそ格安のG570やAS5750のような15インチを持ち歩いてやろうか、とも考えだした矢先、ProBook 5220mを見つけました。


スペック

HP ProBook 5220m(QG601PA#ABJ)の主な仕様
CPUCore i3 370M 2.4GHz
メモリElpida 4GB (2048MB×2)
ストレージIntel SSD 80GB
グラフィックスIntel HD グラフィックス
ネットワークRealtek RTL8151DH-GR (Gigabit)
無線LANBroadcom 4322AGN (802.11a/b/g/n)
サウンドIDT High Definition Audio
質量約1.59kg (バッテリー装着時)
バッテリー4セルバッテリー 公称4時間
ディスプレイ12.1インチLED 1280×800
インターフェースD-Sub 15pin*1, HDMI*1, USB2.0*2, eSATA/USB2.0*1, LAN*1, マイク/ヘッドフォン共用*1, カードリーダ*1
OSWindows 7 Professional 32bit


高級感のある外観

ProBookシリーズはHPの中では業務用の位置づけですが、なぜかヘアライン加工を施したものとなっています。そのため3万円台のもとは思えない高級感をかもしだしています。しかし、本体が黒に近いので、指紋が目立って仕方ありません。上位のEliteBookシリーズならば、シルバーを基調としたデザインなのでこういうことはないでしょう。これも差別化の一つでしょうか。


16:10なディスプレイ

最近はハーフHDと呼ばれる1366×768を採用したモデルが多いなか、これは1280×800を採用しています。16:10です。やはりパソコンは縦がないといけません。しかも、ノングレア液晶を採用しています。映り込みがないのは快適です。ただ、外れ個体なのかわかりませんが、色が青いというか白く表示されています。手持ちのブラックASVを搭載したディスプレイとは明らかに色の表示がおかしいです。このパソコンでは写真の調整とかはできませんね。


硬い電源ボタン

いざ、電源投入!と意気込みながらボタンを押下したのはいいのですが、硬い。DELLのT105というエントリーサーバを所持しているのですが、それ並の硬さを誇っています。この弊害として休止状態からの復帰時に電源ボタンを押すことになるのですが、軽い気持ちで押すと、復帰できません。


持たないバッテリー

単刀直入に書くと、モバイルできません。公称4時間となっていますが、動画共有サイトを開いたりすると、2時間半持つかどうかが関の山です。12.1インチでモバイルできそうなのに、できないこのはがゆさ、HPはどの層にこのコンピュータを売ろうとしていたのでしょうか。


キーボード

打鍵感はやわらかいです。今までThinkPadを使ってきた身からすれば、物足りません。それ以上に問題なのは、キーの部分にすき間があり、そこにゴミが入り込んでしまうということです。掃除機で吸引してやるとよく取れます。


リカバリディスク

最近はディスクの同梱は省かれいて、HDD・SSDの中に入っているリカバリイメージから、自分でディスクを作成しなければならないものが多いです。しかしこの機種は、ちゃんとリカバリディスクが同梱されています。それ以上に私が感心したのが、そのリカバリディスクが、Windows7のインストールディスクとドライバ・ユーティリティディスクに分かれていることです。リカバリをしようとすると、インストールするソフトを選択する余地も与えられず、不要なソフトがたんまりと入ってリカバリされてしまうということが防げるのは素晴らしいことです。
余談ですが、容量が80GB(実質75GB)しかないのに、初期設定ではHP_RECOVERYが15GBも占有しています。詳細は6.98GBが使用されていて、残り8.02GBが空きです。ちょっとこのままだと、使いすぎのような気がしたので、付属のOSのリカバリディスクからこのパーティションを削除し、インストールし直しました。リカバリディスクがあるからこそできる技ですね。



IntelのSSDとElpidaのメモリ

特筆すべき点はIntelのSSDが搭載されていることです。しかもこれが普通じゃない。
筐体を開けるとわかりますが、2.5インチのところに、マウンタを使用して1.8インチのSSDが入っていることがわかります。Intel SSD ToolBox 3.0を起動すると、このSSDはIntel X18-Mと認識されます。X18-MというとmSATA接続です。このため、マザーボードから直接mSATAケーブルが出ています。もし、このSSDが壊れた場合は、mSATA接続の製品を探さなくてはなりません。SSDモデルでなければ、このようなことはないのでしょうが。何せ高いものですから、SSDが壊れたらその時が寿命になりそうです。
お寄せいただいた情報によると本モデルに搭載されているSSDはSSDSA1M080G2HPという型番でMicro-SATA接続の製品とのことです。お恥ずかしながら、mSATAはMicro-SATAの略だと勘違いしておりました。お詫びして訂正します(2013/11/6)。
Micro-SATAを採用したSSDは入手が困難です。Intel製だとデータセンター向けモデルで少々ある程度です。スペースは2.5インチ分あるので、mSATA接続をMicro-SATAに変換するアダプタとNUC向けの3.6mm厚のmSATA接続のSSDを用いれば替りになりそうです。

しかし、何故HPはわざわざ1.8インチのSSDを搭載したのでしょうか。2.5インチ製品ならたくさん出回っているのでコストも安く、また汎用性もあるので回しやすくなるのに・・・。一消費者には分からないレベルで何かが動いているのでしょうね、うん。

メモリはElpidaのを採用しています。HPの製品を開けると、Elpidaが採用されていることが多いように感じます。
※これはこの個体の話であり、すべての5220mがElpidaを搭載しているかはわかりません。



所感

私は出先で資料を作成したり、家で動画を見る程度なので、性能面では何一つ不満はありません。しかし、柔らかい打鍵感や持たないバッテリー、色がおかしいディスプレイはいただけませんね。
Nehalem世代のCore i3ではありますが、高速なIntel製SSD、32bitOSの限界である4GBものメモリを搭載しているので、ヘビーユーザーではない限り満足できる製品ではないかと思います。他にも家で使いたいが15インチは大きすぎるという方にもおすすめかもしれません。

2 件のコメント:

  1. 同様のモデルを持っていますが、SDDはmSATAではなくMicroSATA接続です。
    デバイスマネージャーで見ると INTEL SSDSA1M080G2HPです
    たぶん下記モデルのHP版ではないかと
    http://www.clevery.co.jp/eshop/g/g2100622347984/?utm_source=recomend&utm_medium=2100622347984

    MicroSATA接続のSSDの入手は困難ですが、秋葉館やVintage Computerで扱っているMacbook Air2009用のSSDが使えそうです。また、MicoSATA接続のHDDが東芝やサムスンからでてます。やや厚いのですがかろうじてマウントできます。ただしSSDに比べ、スピードは超遅です。

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    1. 非常に有益な情報をお寄せいただきありがとうございます。
      また1年以上もコメントに気づかず大変失礼しました。

      SSDの詳細やインターフェースについて本文に反映しました。
      入手先や代替製品まで列挙して頂き、感謝申し上げます。

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