ブルートレインの代表格である寝台特急「北斗星」が廃止されることが決定した。何としてでも1度は乗っておきたい。そこで同じく廃止が危ぶまれている急行「はまなす」の乗車もかねて、乗り納めの旅をしてきた。稚拙ながら数回に分けて旅行記を綴る。
主な行程
1日目 | ||
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スカイマーク | BC152便 仙台行き | 神戸→仙台 |
仙台空港アクセス線他 | 普通 仙台行き | 仙台空港→仙台 |
秋田新幹線 | こまち7号 秋田行き | 仙台→秋田 |
奥羽本線他 | 快速リゾートしらかみ5号 青森行き | 秋田→青森 |
海峡線他 | 急行はまなす 札幌行き | 青森→札幌 |
2日目 | ||
函館本線他 | 寝台特急北斗星 上野行き | 札幌→上野 |
3日目 | ||
東海道本戦 | 普通 熱海行き | 東京→横浜 |
東海道本線 | 快速アクティー 熱海行き | 横浜→国府津 |
御殿場線 | 普通 沼津行き | 国府津→沼津 |
東海道本線 | ホームライナー浜松5号 浜松行き | 沼津→浜松 |
東海道本線 | 普通 豊橋行き | 浜松→豊橋 |
東海道本線 | 特別快速 大垣行き | 豊橋→名古屋 |
東海道新幹線 | のぞみ131号 岡山行き | 名古屋→新大阪 |
東海道本線 | 新快速 姫路行き | 新大阪→三ノ宮 |
その1は仙台駅到着まで。
BC152便 神戸→仙台
1/20 6:25 神戸空港 大寒の朝である。スタート地点である神戸空港に到着した。ここからBC152便に乗り仙台に向かう。
初日の目的は急行「はまなす」に乗車することなので、直接青森まで空路で向かっても良かったのだが、青森行の航空券が高いということもあり、仙台から北上していく。仙台からの新幹線代を含めてもこちらの方が安いのだから驚きを隠せない。
この時間はドル箱の羽田便の利用客で混んでいる。ANAカウンターは盛況を呈しているが、スカイマークは自動チェックイン機に1人居るだけ。よりどりみどりの自動チェックイン機から、自分の搭乗券を発券した。張り紙によると千歳便が欠航のようだ。
保安に目をやると各列3人ほどしか並んでいない。少ない内にさっさと抜けることにした。
抜けるとちょうどポートライナーが到着したようで、利用客が保安に流れ込んできた。保安の列が一気に伸び、シャリーンという音が絶え間なく響いている。ANA便の利用客が多いのだろう。
BC152便の搭乗口は7番。一番端である。移動すると7番近辺の待合はとても空いていた。前日に座席指定した時は2割も埋まっていなかったし、当日に殺到するとは思えないので、たぶんそれくらいなんだろう。
腰掛けてNHKニュースを見ていると、優先搭乗が始まった。といっても1名だけですぐ終わり、全員が搭乗できるようになった。とぼとぼとボーディングブリッジを歩き、自席に座った。
通路を見ても、パラパラとしか搭乗してこない。
出発時刻の7:25より前にドアクローズした。隣席はおらず快適そのもの。後ろを見ても、座席指定の画面のとおりで2割程度しか埋まっていない。客からすれば広々とありがたいが、この搭乗率ではいつ廃止されてもおかしくない。それどころか執筆時点で民事再生法が申請された。
乗務員より定刻8:50が8:35で早着することと、仙台着陸時に揺れるとの案内があった。
滑走路を走り、離陸。
神戸の街が見渡せる。
明石海峡大橋を超えると、仙台に向けて東へと旋回した。
しばらくは雲で何も見えず、どこを飛んでいるかわからない。ふとサービスコンセントのことを思い出したが、さすがに電池はまだまだあるので、控えることにした。
安定飛行に入り、機内販売が始まった。スカイマークは飲料のサービスがない代わりに、ソフトドリンクが100円で販売されている。空港内で買って持ち込むと損だ。今回はおーいお茶を注文した。
富士山が顔を出している。
たぶん猪苗代湖だと思う。
山元町付近のはず。
太平洋に出ると大きく揺れだした。
着陸に向け西に旋回する。
陸が大きく見えてきた。この揺れ方は強風だと思うが、写真を撮るのが大変。
着陸。
離陸前の案内どおり、8:35にドアが開いた。
仙台空港
仙台空港を訪れるのは2012年以来の2度目。ここから仙台空港アクセス線に乗り換えるが、ちょうど8:38発の列車が出たばかりで、次は9:13と時間が開く。気晴らしに外に出てみた。外は晴れ渡っているが、やはり東北だけあって寒い。
立派なターミナルビルである。
バスのりばはガラガラ。
寒いので建物に戻り、駅に向かう。
駅に着くと、券売機の右手にステンドグラスがあった。調べると「陽」というテーマの作品みたいだ。快晴の空によく合う。
ここでは名取駅までのきっぷを買う。わずか3駅ながら410円も掛かるとはなかなか立派なものだ。さすが連絡運輸である。
改札にきっぷを通すと、ちょうど乗車予定の列車が到着したようで、背広姿のビジネスマンがどっと降りてきた。皆足早に空港へ向かっていく。自分は完全に場違いである。
仙台アクセス線 普通 仙台行き 仙台空港→仙台
乗車する9:13発の普通は2番線から発車する。2両編成のワンマン運転であり、JRの車だ。個人的にはアクセス線の塗装のが好みである。
ドアは押しボタン式で、自分で開けて乗車した。寒いのですぐ閉める。車内は同じ便でやってきた乗客と自分の2人だけである。この車のクロスシートは4人で座るとかなり狭いので、ドア横のロングシートに座った。
発車時刻が迫ってくると、座席がほぼ埋まり、立ち客が出始めた。対向が遅れているらしくどんどんこちらに流れてくる。
発車時刻の9:13に対向の折り返し快速が4両で到着した。前回はこの快速に乗車した。
列車は2分遅れで発車。途中杜せきのした駅ではそれなりの乗車があり、名取駅に着いた。ここからは「名取→札幌市内」の乗車券を所持しているので、引き続き乗車する。
名取駅を発車する頃には首都圏並みの混雑になってきた。さすがに2両は少ないと思う。
次の南仙台では運転士から「満線のため当駅で時間調整を行う」との放送があった。どうも東北本線の沿線火災と強風で列車のダイヤが乱れているようだ。
停車中にも乗客が増え、首都圏の朝ラッシュの様相になってきた。座っているからいいものの、すし詰めの張りつめた空気の中で、ただじっと立っているだけとか苦痛にもほどがある。
結局8分遅れで南仙台を発車。ここから終点の仙台までノロノロ運転が続いたため、最終的には10分以上遅れて仙台駅に着いた。
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