ヤフオクで買った中古のThinkPad X60。
D to D領域も残っており、商品状態もきれいです。しかし、バッテリーがお亡くなりなので格安で購入することができました。
しかしこのThinkPad、使っているうちに思いもよらぬフリーズを引き起こすことがわかりました。
※この記事は2009年に以前のブログに記した「ThinkPad X60がフリーズする 解決編」を改めたものです。ブログを閉鎖したので反響の大きかった記事を移設しました。
突如フリーズ
買った直後はまずリカバリです。ThinkVantageボタンからリカバリを行い、自分好みの設定に変えようとしたところでフリーズしました。このときはリカバリにミスがあったと判断したのでやり直すことにしました。すると次はRescue and Recoveryの設定中にフリーズしました。意味がわかりません。
今の状態ではどうにも出来ないので、もう一度リカバリを挑戦したところ今度は無事完了しました。その後、SP3を当て、Windows Updateを行い、再起動を掛けて・・・一連の作業が完了しました。「さぁ、設定しよう!」と勇んで触るとフリーズしました。
この時点でハズレを引かされたと感じ、至極後悔。
原因を考える
生きながらえている状態ですが、とりあえず付属している診断ツール「PC-Doctor」を回してみました。結果は全PASSです。ハードが原因ではないようです。ソフト側かと考えて、クリーンインストールもしてみましたが一緒でした。
熱暴走が原因かなとも考えました。というのもこの機種、パームレストの発熱が酷いです。しかしよくよく考えると、コールドスタートでもフリーズしていたので、これも違うと。
うーん・・・。
状況を整理する
発生当時の状況を思い出すことにしました。その時はちょうどマウスからトラックポイントに変更した直後でした。ということはトラックポイントのドライバにでも不具合があるのではないかと思ったので、最新のドライバを当ててみました。しかし、またトラックポイント操作時に再発しました。
突破口が見えたかのように思えたのですが、そうは問屋が卸さないといったところで。
ただ、「トラックポイント操作時」というのはキーになるのではと思いました。
突破口はある書き込み
あまりにも難問すぎてリペアできない日々が半年続きました。あるとき、別の調べ物をしていると、ある書き込みが引っ掛かりました。
他のトピックを見ているとR60バッテリーパックによる障害のトピックがありました。書き込みの通りバッテリーパックを外したところトラックポイントを操作してもフリーズしなくなりました。早速バッテリーを取り外し起動してみると、フリーズする気配がなくなりました。その後3日間ほど使用してみましたが、一度もフリーズしませんでした。
Re: R60起動後フリーズします
対処方法
- バッテリーを外して運用する
- 新しいバッテリーを購入する
原因を考える2
付属していたバッテリーを調べると、ソニーのリコール対象であったことがわかりました。極端なオーバーヒート、発火の恐れがあるということでのリコールらしいです。
対象バッテリーがお亡くなりになると、まるで熱を持ったような信号が本体に送られて、フリーズするといった具合ですがね。よくわからないですけど。
私の機種はリース上がりだと思いますが、管理者がリコールに気づかずに、「フリーズするから」といった理由で大量にリプレースされ、それがオクで流れたのだと勝手に妄想してます。
影響範囲を考える
上記のお知らせをみると、T60/X60/X60s/R60/R60eと60シリーズが並んでいます。私のはX60だから当然として他のシリーズの製品も注意が必要だと思います。R60は上記のサイト(ThinkPad Club)に報告が上がってますし、調べるとT60・X60sでの報告も上がっています。
X60sの記事を書いておられる方は、以前の私のブログの本記事を見て、原因が判明したようです。お役に立てて何より。
まとめ
ThinkPadの60シリーズの中古を購入する場合、もしバッテリー不良と書かれていたら、取り外して運用するか、新しい互換バッテリーの購入をおすすめします。ThinkPad以外の機種でも同じようなフリーズする場合、バッテリーを疑うのもいいかもしれません。
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