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2013年9月11日水曜日

飛行機と宿泊がセットになったANAのパッケージツアー「旅作」を利用して東京へ行きました

Haneda Airport
だいたいのイベントは東京で開かれます。興味のあるイベントがあって参加したいと思っても、地方民としては二の足を踏んでしまうことが多々あります。

東京まで安く移動できる代名詞である「夜行バス」も規制強化のあおりを受け、往時に比べると本数も少なくなってしまい、安い便は早々に売り切れてしまいます。

そこで飛行機と宿泊がセットになって安く移動できるANAの「旅作」を利用して東京に行きました。


旅作とは

ANAが航空券と宿泊費をセットにして販売しているパッケージツアーです。あらかじめ選んだ航空便と宿泊施設以外はフリータイムとなっているので、拘束されずに目一杯堪能することが出来ます。もちろん添乗員も付きません。マイルは50%加算です。
一般的に、航空券と宿を別々に手配するよりは安く済みます。

同じく航空大手のJALも「JALパック」として販売しています。「JALパックを利用してあこがれのハワイ航路へ・・・」なんて今は昔の慣用句もありますが、こちらはどちらかといえば海外ツアーのイメージのが強いです。

新幹線だと、JR東海の子会社「JR東海ツアーズ」やJR東日本の「びゅう」などが、新幹線と宿泊をセットで販売しています。
今回はJR東海ツアーズのパックも検討しましたが、旅作のが安かったので飛行機を利用することに決めました。


予約してみる

予約はWebサイトから行います。搭乗日と出発空港、到着空港、宿泊場所、日数、人数などを選びます。ANA MIRAGE CLUB(AMC)の会員であれば、あらかじめログインしておきます。
ANA1


自分の都合のいい便名と宿泊施設を選びます。便名の横にある¥マークは追加料金が掛かることを表し、アクティブな¥マークが多いほど高くなります。宿泊施設は安い・高い・おすすめなどの条件で並び替えることが出来ます。宿泊プラン横の選択するをクリックします。
ANA2


選んだ航空便と宿泊プラン、旅行費用が表示されます。問題がなければカートに入れます。
ANA3


レンタカーやテーマパークの入場券をオプションとして付けることが出来ます。変更がなければ予約へ進み、変更があれば再計算します。
ANA4


旅程と費用が表示されます。問題がなければ取引条件に同意し、次へ進みます。
ANA5


この後は、個人情報の入力と決済手段を選びます。個人的にはクレカがおすすめですが、コンビニ支払いや銀行振込も対応しています。

決済終了後は座席の指定、旅程表・航空券引換証の印刷ができます。この旅程表を掲示すればANAフェスタで1000円以上購入した場合、購入金額から10%オフになります。ANAカードを掲示するのと同じです。
AMC会員でANA便を選択し座席指定が済んでいる場合は、AMCカードでskip搭乗が可能です。


実際に利用してみる

私の旅程は、神戸空港→(ANA412便)→羽田空港―横浜伊勢佐木町ワシントンホテル―羽田空港→(ANA415便)→神戸空港の1泊2日です。お値段は24000円でした。土日の行程なのでどこも高いです。

ANA412便
兵庫県民として神戸空港を利用するか、伊丹空港を利用するかは悩ましい決断です。神戸空港のが近いですが、本数の多さを考えると伊丹空港のが遙かに便利です。普段は伊丹空港を利用します。しかし神戸空港のポートライナーを降りて5分も掛からず搭乗口まで行けるコンパクトさは何よりも代えがたいです。

私はAMC会員なので、AMCカードをかざしてのskip搭乗です。はたから見ればパックツアー利用者には見えません。土曜ということもあり、2次元バーコードを印刷した紙を持った方が大多数を占めていました。

飛行機は定刻通りに離陸しました。フライト時間は50分ほどです。特に気流の乱れもありません。客室乗務員から左手に富士山が見えているとのアナウンスの後、乗客が一斉に左手を見たのは印象的です。世界遺産効果かな。
その後、定刻に着陸しました。

羽田第2ターミナルできる以前に搭乗したときは沖止めでしたが、今回はタラップ付の搭乗口へ着きました。ロビーから遠く離れたところでしたが。

横浜伊勢佐木町ワシントンホテル
ホテルは関内駅から7分ほど、伊勢佐木長者町駅からは出口すぐの立地です。

だいぶ遅くまで飲み食いしていたので、ホテル着が23:45となってしまいました。旅程表には夕食付のプランだと18時までにチェックインとの記述がありますが、今回利用した素泊まりやその他のプランだとチェックイン時間の制限が書かれていません。常識的に24時を過ぎるまでにはチェックインしておいた方が無難です。

遅い時間ですがチェックインお願いしますというと、フロントの方は快く対応してくれました。また「今回はツインのシングル利用をご用意させていただきました」とアップグレードしている旨の案内もありました。ありがたいです。キャンセル客が少なくシングルがいっぱいになってしまったのでしょうか。

ツインルームの広さを堪能し、風呂に入って就寝。
Twin beded room


ANA415便
羽田には1時間前に着きました。ロビーで空弁とビールを堪能し、出発時間を待ちます。食べていると搭乗口が700番に変更されたとお知らせが入りました。沖止めです。

保安を通過しバスラウンジのある端まで歩くと、ちょうど福岡行きの客でごった返していました。キャンセル待ちもいる様子です。
しばらく観察していると、出発13分前になっていることに気がつきました。急いで階段を駆け下りてバスに乗り込みました。

沖止め行きのランプバスは乗客を1度か2度運んだ後みたいでガラガラでした。しかしこのバス、待てど待てど出発しません。結局離陸4分前に出発しました。遅延確定です。飛行機の通過待ちを何度か行い、およそ5分のバス移動は終了。タラップを上り自分の座席に座ります。
Airport Bus in Tokyo


遅れているにもかかわらず客室乗務員は急かす様子はありません。全員が着席した後も飛行機は微動だにしません。それから10分後ぐらいに機長から「空港内混雑のために遅れている」とのアナウンスがありました。どうも1時間前に雷雲通過の影響で滑走路が封鎖されていたからだそうです。バスの運転手も、客室乗務員も遅れるのがわかっていたのでゆっくりしていたのかもです。

離陸の順番待ちで待たされながらも離陸。雷雲の影響かだいぶ揺れました。次第に揺れが収まり、明石海峡大橋を望みながら着陸しました。結局20分遅れです。

最後に遅れがあったものの、無事に旅程を終えました。


実際にどれほどおトクか?

公平な比較するために、
  • 9月28日~9月29日の土日の旅程
  • 10日前に申し込み
  • 基準旅費:24000円*1
  • 宿泊費:11000円*2
を前提条件とします。

*1 基準旅費は本旅程の総額
*2 伊勢佐木町ワシントンホテルの通常の土曜日宿泊の禁煙シングル素泊まり料金(公式サイトより)

ANA
10日前なので旅割は利用できませんが、特割なら利用可能です。特割運賃であれば、片道14070円です。往復だと28140円。宿泊費を合わせると39140円となり、15140円おトクです。

Skymark
10日前なのでフリー5を利用できます。フリー5であれば、片道10000円です。往復だと20000円。宿泊費を合わせると31000円となり、7000円おトクです。

のぞみ
新神戸⇔東京だと往復割引が適用されないので、西明石⇔東京の乗車券+新神戸⇔東京ののぞみ指定席特急券(通常期)で比較します。この区間、のぞみ指定席で利用すると片道14050円です。往復だと28050円。宿泊費を合わせると39050円となり、15050円おトクです。

ひかり
10日前なのでひかり早得を利用できます。こちらは片道12500円。往復だと25000円。宿泊費を合わせると36000円となり、12000円おトクです。

JR東海ツアーズ
関西からだと「トーキョーブックマーク」が有名です。
区間は新神戸⇔東京で設定し、こちらはワシントンホテルが選べなかったので、最安だったロッテシティホテル錦糸町で検索しました。基本料金は30600円です。
利用する列車をNH411便・NH415便と出発時刻がほぼ対応するのぞみ108号・のぞみ131号にすると35600円になりました。厳密に比較はできませんが、11600円おトクという結果になりました。

ぷらっとこだまは遅すぎるので除外。

一覧
基準ANASkymarkのぞみひかりツアーズ
旅費24,00039,14031,00039,05036,00035,600
おトク額015,1407,00015,05012,00011,600

私の思いついたすべての条件において、旅作のが安いということがわかりました。それも1万円以上安くなり、宿泊分がほぼ浮いている計算になります。
またSkymarkの安さも際だっていることがわかりました。


まとめ

今回は神戸⇔東京での利用でしたが、それ以外の区間でもぜひ選択肢の一つとして考えてもらいたいです。
宿と航空券をまとめて決済できるので、別々に決済しなければならない煩雑さがないのも、メリットの一つとしてあげられます。

ただ旅作の問題点は指定した航空便しか利用できない点です。乗り遅れると振り替えできないので注意が必要です。安さの代償。

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